中国語学習者(上級)ならチャレンジしてほしい!Mandopop最強のポップアイコンのアノ曲とは?!

你好, 50代になってやり直し中国語を学ぶうらです。

前回より2回ほど、「写経」メソッドの第3弾として、中国語学習をしてきたみなさんに向けて、おすすめ中国語ポップス(初級)および(中級)の基準となる歌詞サンプルをご紹介していきました。

今回はいよいよ、「写経」メソッドの第3弾~レベル別おすすめ中国語ポップス(上級)とし、中国語を自在に運用できるみなさんへの歌詞サンプルをご紹介します。

中国語学習者(上級)こそチャレンジ!中華圏人も唸る難曲を歌いこなすシンガーといえば?!

「中国語も上級レベル…!」に到達すると「なんでもOK♪」な勢いですが、だからこそ、中国語を母語とする人々も唸る難曲を歌いこなすシンガーの楽曲にチャレンジしてほしい…!

そう、中華圏チャイナポップス界の国民的レジェンドスターである、あの方です。

もうお分かりですね。そう、周杰倫(Jay Chou)です。

周杰倫(ジェイ・チョウ)は、Mandopop最強のポップアイコン、歌はもちろん、ラップ、ビートボックス、ダンスもかっこよく、作った楽曲は軒並み大ヒット、提供楽曲もヒットを量産し、アジアが誇る世界のスーパースター的な存在。

中国語を学ぶ50代のみなさんならご存じのとおり、周杰倫は2000年代に人気沸騰した中華圏のスーパー・ビッグ・アーティストであったことを、忘れてはいませんよね。

現在は、シンガーとして表舞台に出るより、映像作品の監督やプロデュースの仕事も多く、実業家として活躍するイメージも強いですが、今でも不動の人気を誇り、2000~現在までにリリースした曲を挙げてみても、周杰倫の歌は、国民的レベルで愛され、TV、ラジオやカラオケでよく聴くことが多いです。

この周杰倫の楽曲、つまり歌やラップですね。「本当に素晴らしい!」のですが、「全然歌うことができない!」難曲も少なからずあり…。中華圏の友人たちでさえ「周杰倫の歌やラップは早すぎて、全然聴き取れない。歌えないよ」と言っているのですから。

また、周杰倫の楽曲は、作詞家・方文山(ヴィンセント・ファン)による歌詞も、魅力のひとつのなのです。ですが、「この歌詞が難しすぎて。雰囲気で聴く歌だよね、とても歌えない」と、中華圏の友人が、これまた冗談まじりに言うほど。

方文山(ヴィンセント・ファン)と言えば、「周杰倫の作詞家」で有名なアーティストです。古き良き中国詩の情感を豊かに表現。ノスタルジックな風情を醸しつつ、現代的な斬新さもあり、本当に素敵です。(実際の方文山は、イマドキのお兄ちゃんぽいイメージですが(笑))

では、いよいよ歌詞選びをしてみましょう♪

どのくらい読める?解る?聞き取れる?周杰倫のあの名曲は本当に難しい…!

私が中国語学習者(上級)のみなさんに、「写経」メソッドでおすすめしたいのは、周杰倫『青花瓷』です。

作詞:方文山、作曲:周杰倫というゴールデン・コンビが創った楽曲は、古えの伝統中華の美しさを余すことなく優雅に表現し、大センセーショナルを引き起こした大ヒット曲。

歌詞を、一部抜粋してみます。

素胚勾勒出青花 筆鋒濃轉淡

瓶身描繪的牡丹 一如妳初妝

冉冉檀香透過窗 心事我了然

宣紙上走筆至此擱一半

釉色渲染仕女圖 韻味被私藏

而妳嫣然的一笑 如含苞待放

妳的美一縷飄散 去到我去不了的地方

冒頭7行。どうでしょう?

ざーっと見ても解るとおり、7行の歌詞。

これらを見て、「知らない生词は、各行1個ぐらい?」どころか、「なんとなく解る生词は、各行1個ぐらい?」となってしまいました(汗)

そう、現代の中華圏の人々が使う中国語が、ほとんど見当たらない。

でも古臭さが一切なく、その言葉選びは、上品ななまめかしさ言葉本来がもつ「美」が際立つ、現代的な詩となっています。

この歌詞に合わせた、周杰倫の楽曲がとても素敵で、うっとりと聴きこんでしまいます。

(Video clipも曲と合わせた美しいストーリーとなっていて、必見映像です)

私自身、今曲をおすすめしていますが、実は「写経」メソッドに活用したことは、一度もありません(笑)

歌詞がマニアックすぎて、実用性を伴わないのが、その理由。

この域まで私の中国語のレベルが達していない、という理由もあります。

つまり、「写経するのが、しんどそう」なので。

毎日続けるために、できるだけ、楽しく♪短く♪を考えると、今曲はありえません。

でも、チャレンジする意義は大いにあると思います。

例えば、もし中華圏の人々の前で、日本人であるみなさんが『青花瓷』を上手に歌ったら、絶対に驚かれると思いますよ。

サプライズに覚えてみるのも、一興かもしれません。

ちなみに、今年2024年春に『青花瓷』粵語(広東語)版がリリースされ、「聴き心地良すぎる!粵語(広東語)版のほうが良いかも♪」と中華圏で『青花瓷』において、国語(北京語)vs粵語(広東語)のちょっとした論争があったようです。

私も『青花瓷』粵語(広東語)版を聴いてみました♪ 広東語の発音の性質か、語句一語一語にはっきり抑揚があって、原曲のイメージとはちょっと違う感じですが、情感がしっとり。可憐に歌いあげていて、楽曲の切なさがより伝わる感じもします。歌詞も粵語(広東語)版のために変えているので、たくさん聴いていくと、「こちらもアリだな~♪」と思ってきました♪

よかったら↓聴いてみてくださいね。

中国語学習者(上級)のみなさんに、おすすめしている曲ですが、入門~上級者のみなさんにも聴きごたえを感じてもらえる曲ので、ぜひ一度、歌詞をチェックしてみてくださいね。

では、また次回をお楽しみに~♪

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