你好, 50代になってやり直し中国語を学ぶうらです。
今回は、中国語学習のビギナーさんにとって、最初の難関「四声」の裏ワザについて紹介したいと思います。
「同じ漢字だから」で始めてみたら、早々に出鼻をくじかれた中国語学習
日本人にとって、中国語は、英語に比べ、学びやすいイメージがありますよね。
同じ漢字文化をもつ言語。見れば、なんとなく意味もわかり、筆談でコミュニケーションをとれてしまう場合もあるくらい。
御多分に洩れず、私もそんな気持ちで中国語学習をスタートし、開始後第1週で「中国語はとんでもなく難しい」ことを痛感しました。
「他の言語に比べて、簡単なのだろう」という期待値もあったことで、そこからのダダ滑り。「英語よりも絶対、難しい(泣)」とさえ感じるほど、開始早々から中国語学習をスタートしたことを後悔しました。
中国語を学ぶ第1日目。最初に教えてもらうのは、「四声」。
“mā má mǎ mà” を例に挙げ、声調音の高低による意味の違いを学びます。
一語ずつならできるのですが、2語以上の単語になると声調がぐちゃぐちゃになってしまい、全然できない。
文章になってしまうと、もう訳が分からない状態になってしまいました。
今でこそ、できない頃の自分が懐かしい想い出となっていますが、当時は「なんで、できない?? 耳、悪いのかな???(泣)」と本気で悩みながら、矯正方法が解らない状態で、四声練習していました。
たったコレだけ!で、正しい四声ができる!
日本語にない発音、リズム、音の高低を修得することは、脳内に新たな回路を組込むようなもの。
特に大人になると、なかなか馴染んでくれません。
音源に合わせて、声に出して練習しても、音源なしでアウトプットすると、合っているのか、合っていないのか、見当もつかなくなってきます。
「なんとかならないものか」と思い、なんとなく歌番組を観ていると、シンガーの平井堅さんが出てきました。
ゴスペル・シンガーのように、歌う平井堅さん。
低音では、手を低い位置でメロディに合わせ上下させ、高音パートは手を高く揚げて、熱唱していました。
四声も音の高低。平井堅さんと同じように、中国語を発する時、手を動かしてみようと思いました。
【第1声】右手を左から右に、顔の前を横切らせながら、声を出す
【第2声】右手を左脇腹から刀を抜くように右上に挙げながら、声を出す
【第3声】右手を左から右に、お腹の前を横切らせながら、声を出す
【第4声】右手を左側顔面から下に向かって振りきりながら、声を出す
四声に合わせ、手を動かすだけです。
最初は大きな動きで、身体全体で覚えていき、文章が長めになってきたら、動きを徐々に小さくしていきました。
手の動かすだけで、発声できるようになるから不思議です。
ゴスペル・シンガーになった気分で音読!
それ以来、音読する時はできるだけ「目」、「耳」、「口」、さらに「手」を使うようにしています。
今でも音読がうまくできない時は、手を使い、確認しながら練習します。
あと、私は第1声がどうしても低めに発してしまいがちなので、発声する前に手を使い、確認してしまいます。
四声には、本当に四苦八苦しましたが、私はこの方法のおかげで、次のステップに進むことができました。
大人になればなるほど、新たなことを学ぶのがしんどく、克服するのに時間がかかります。
ですが、それを克服できた時の喜びは、なんとも言えず嬉しいものです。
語学習得のための勉強は、一歩一歩の地道な歩みが続きます。
だからこそ♪ 楽しく続けていきたいものですよね♪